ルイスハンミョウってどんな虫?

  • 学名:Cicindela lewisi lewisi Bates,1873 鞘翅目ハンミョウ科ハンミョウ属
  • 形態:体長約15-18mm
       地色は黒色,上翅はこげ茶から黒色で,紋はクリーム色
       緑から青色の金属光沢を帯びている
  • 分布:日本における分布は,九州の西・北部沿岸,中国地方及び四国の瀬戸内海沿岸
  • 生態:河口域に存在する砂時の干潟に生息
       成虫は稚ガニやハマトビムシ,昆虫などをエサとしており,短距離の飛翔を繰り返しながら波打ち際を移動し,大顎を使って捕食する
       幼虫は,潮の満ち引きの影響を受ける場所に作った巣孔で,ハマトビムシなどのエサを待ち伏せして捕獲する。捕獲されたエサは巣孔に引きずり込まれて食べられる。
  • 備考:国内に生息する海浜性ハンミョウ6種のうちの1種で一番大きい
       河川や海浜の工事などによる環境悪化や生息地の破壊によって個体数が減少してしまい,絶滅危惧種となっている
       ・環境省版レッドデータリスト(2014) 絶滅危惧ⅠB類(EN)
       ・徳島県版レッドデータリスト(2013) 絶滅危惧ⅠB類(EN)
        (吉野川河口が日本における分布の東端)